令和4年9月15日 委員会を開催しました
第3回大工育成委員会は、
国土交通省 住宅局 住宅生産課 木造住宅振興室の石井室長・長岡課長補佐を
オブザーバーにお迎えして開催されました。
委員会の冒頭にて長岡課長補佐より、
【小学校1~6年生(男の子)を対象とした「大人になったらなりたいもの調査】…毎年1月 第一生命 公表
の調査結果が示され、大工が初めて圏外になったことなどが報告されました。
このような状況の中、大工の育成に関して、あらためて大きな課題として議論されたのが次の3点でした。
①いかにして大工に入職を促すか【大工になりたい】
入職に関しては、大工に興味関心を持っていただくためにも、
義務教育の中で木材を使用した工作の経験は必要。
また、就業規則はもちろんのこと、休暇・有給休暇の取得も必須であり、
専門高校の就職担当教員や両親を説得できる情報と労働環境の情報などにより、
理論武装して提示できることが肝要との議論がなされました。
②いかにして大工育成を図るか【一人前の大工に育てる】
育成に関しては、最低でも建築大工技能士3級取得を必須とした教育プログラムを実施すること。
また、建築士などの資格取得を支援することも大事であることが議論されました。
育成にあたり、しっかりとした査定表による評価も必要との意見も出されました。
③いかにして大工を生涯の仕事として継続してもらうか【大工を辞めない】
離職(転職)を防ぐための技能の見える化、良き仲間つくり、評価・待遇、やりがい、
大工継続による自己実現について話し合いが行われました。
10月21日・22日に開催される
大工育成委員会主催「大工育成と入職者確保について学ぶ工務店視察研修 in 会津建設」について
説明を行いました。
21日 13:00~17:00
①実習訓練等視察
②経営者向け説明(給与・雇用方法・入職者確保)
③大工指導者向け説明(育成・管理方法)
④大工向け説明(大工としての働きがい、待遇など)
22日 9:00~12:00
製材、プレカット、加工現場等規、矩術研修会視察