委員会・部会活動報告Report

活動報告

令和4年10月5日 委員会を開催しました

委員会では6つの議題について説明や議論を実施しました。
最初に日本長期住宅メンテナンス有限責任事業組合により「住宅業界における課題と展望」として、
中古住宅の長期定期点検が資産価値を向上させる重要性を、
時代背景とアメリカとの比較をしながら説明いただき、
工務店向けの定期点検代行の「おうちケア定期便」の紹介をしていただきました。

続いてANDPADより、
施工管理アプリと建設キャリアアップシステム(略称:CCUS)を連動した
入退場管理アプリの紹介がありました。
従来のCCUSでは地域工務店の現場でのカードリーダーの設置やネット環境の整備が難しい状況でしたが、
スマホのGPS機能で職人の入退場が記録されることにより
CCUS本体のシステムにも連動して登録されるということです。

その後、国交省から10月1日施行「長期優良住宅法改正」
「建築物省エネ法誘導基準、エコまち法低炭素建築物基準の見直し」についての概要説明と、
省エネ関係の今後のスケジュールについて説明をいただき、
改正内容について委員の皆様との質疑応答や意見交換を実施しました。
委員からは、法改正といった情報がまだ地方に行き届いていない現状があり、
もっと周知をしてもらいたいなどの意見がありました。

最後に青木副委員長より、中大規模木造建築に関する各種の設計技術情報を一元的に提供して、
取り組みやすい環境整備を目的として作られた中大規模木造建築ポータルサイトのご紹介がありました。
ポータルサイト内の中大規模木造建築物の各事例や、
それらに用いた各種の木質部の情報ページや動画コンテンツの紹介をしていただき、

続けて宅地造成等規制法の一部改正について解説いただきました。
昨年の静岡県熱海市で大雨に伴い盛土が崩落し土石流が発生した甚大な人的・物的被害が改正の背景であり、
危険な盛土等を全国一律の基準で包括的に規制する法制度が必要であると説明。
法改正の概要から、盛土等の安全性の確保の基準設定や管理責任の明確化について詳しく説明いただきました。
その後、情報調査委員会の委員長が、池田浩和氏から鈴木晴之氏に交代することが報告され、
委員会を終えました。