委員会・部会活動報告Report

活動報告

令和3年7月6日委員会を開催しました。

林政学・林業経済学を専門とし、持続可能な森林管理と木材利用の実現に向けて研究している筑波大学生命環境系の立花敏准教授をお招きし、「ウッドショックと持続可能な木材利用の実現に向けて」と題して、ご講演いただきました。
講義では、国内の杉や桧の価格が3倍近く上昇しており、海外の製材価格が減少傾向であるという国内外の木材市況の現状を説明。そしてウッドショックがなぜ起こったのかをアメリカの需要側(Stay-at homeに伴う住宅のリフォーム・リノベーションによる支出、郊外への移住に伴う住宅需要の増加 )と供給側(森林火災、Stay-at homeに伴う木材加工場の稼働縮小・トラックドライバーの不足)の原因や因果関係を元に解説しました。
そして、日本の持続可能な木材利用の実現を成すためには、利用可能な育成単層林について、適切な主伐・再造林や育成複層林への誘導を推進することにより、齢級構成の平準化の促進と平均林齢の若返りを図ること、また国内の森林資源の利用による安定した需給料関係の確立がとても大事になってきているとお話がありました。最後に今後のウッドショックの見通しを説明して先生の講義を終えました。
後半では、セミナーに対する質疑応答と国産材委員による各地(長野・岩手・滋賀・東京・三重・埼玉)のウッドショックの影響報告を行いました。
本セミナーは、JBN正会員専用ページ内に期間限定で動画配信をしています。