令和3年7月21日 委員会を開催しました
豪雨水害に備える取り組みとして「洗える家」を見学しました。
設計内容について伺った主な内容は下記の通りです。
●敷地は浸水想定区域3.0~5.0m。
●流れてきたものを防ぐ効果を期待して敷地をブロック塀で囲う。
●地盤面は道路から約300㎜上にあり、基礎高さ700㎜なので実質1m以下の浸水は、建物中に水を入れない。
●浸水1mまでは無被害になるように、エアコンの室外機やメーター類、ジョイントボックス、
給湯器等は基礎より上に設置。
●建物に働く浮力を考慮し、一定以上の浸水からは建物内に水を入れる。
●入った水は基礎耐圧版に設けた釜場からポンプで排水する仕組。
また基礎側面の一部に穴を設けて、そこからも排水。
●壁の天井際に設けたスリットから壁体内に水を入れ洗い流す。
●壁体内や床を洗い流した水は床下に流れ、基礎の釜場等から排水。
●浸水を想定して1階の部分の断熱材は、スタイロフォームを使用。
●石こうボードと内装材ははがして廃棄。
●洗浄後は小屋裏の空気を床下まで導入する送風システムで床下や壁体内を乾燥させる。